アイドルマスターシャイニーカラーズ ”アイドル”と”リアリティ”の魅力について
アイドルマスターシャイニーカラーズ ”アイドル”と”リアリティ”の魅力について
皆さんこんにちは。(2年ぶり)
いやー、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』面白いですねぇ!!!
読者の皆様「......で?」
......はい、真面目に解説します
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』とは
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(THE IDOLM@STER SHINY COLORS)は、バンダイナムコエンターテインメントが2018年4月24日にサービスを開始した育成シミュレーションブラウザゲーム。略称は『シャニマス』。
______フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より
『アイドルマスターシャイニーカラーズ(通称:シャニマス)』とは、プレイヤーが”283プロダクションの新人プロデューサー”として、"7ユニット25人のアイドル達"をプロデュースし、一緒にアイドル界の頂点を目指していくアイドル育成シミュレーションゲームです。
シャニマスを彩るストーリー
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大雑把に話すと上記のような内容ですが、このゲームの真の魅力とは、アイドル達の紡ぐ”ストーリー”にあります。
25人の個性の塊であるアイドルが、複数人でユニットを組んだりすることで織りなされる化学反応が、それぞれのアイドルの魅力を引き出すのです。
そんなストーリーにはいくつか種類があり
・プロデューサーとアイドルが出会い、アイドルの頂点を目指していく『プロデュースイベント』
・アイドル達の”アイドルではない一面”を描く『アイドルイベント』
・同じユニットのアイドル同士のお話である『サポートイベント』
・プロデューサーとアイドルが、大きな挑戦を経て、成長する『イベントシナリオ』
シャニマスのストーリーはどれも、豊かな文学的表現力や緻密な構成、それらに付随するサウンド、イラスト等が高いレベルで纏まっており、1つの映画を鑑賞しているかのような完成度を誇ります。
ストーリー内外に散りばめられた”リアリティ”について
そんなシャニマスのストーリーが持つ、大きな特徴と言えるのが”リアリティ”です。
______精選版 日本国語大辞典 より
我々が、”2次元の世界のキャラクター”に対して、”生きている”と感じるのは非常に困難を極めます。
なぜなら、”実体として存在していない”から
ところが、シャニマスのストーリーは、「2次元と3次元の壁」を”リアリティ”で打ち破り、アイドル達が”生きている”ことを実感させてくれます。
例えば、シャニマスの舞台となる芸能事務所"283(ツバサ)プロダクション"は、東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘にあるとされており
______『Google Map』 より
作中では、他にも実際の東京都内の様々な場所がモデルとして登場します。
そして、”現実にあるもの”だけがストーリーの”リアリティ”を引き立てる道具ではありません。
それは、アイドルの個性的な服装だったり
また、我々もよく遭遇する日常の何気ない場面だったり
現実でも話題になる、芸能界の生々しい側面だったり
ストーリーとは直接関わりがないものの、リアルのSNSを使った企画だったり
アイドルの声優さんたちが活躍する、リアルのライブイベントだったり
シャニマスは、”アイドル達が生きている”ということを表現するために、徹底的に”リアリティ”を追求していくのです。
(まとめ)”アイドル”と”リアリティ”の融合を描くシャニマス
アイドル 〘名〙 (idol 「信仰の対象としての偶像、神像」の意) 崇拝される人、物。あこがれの的。現在では多く、熱狂的なファンを持つ若い歌手、俳優などにいう。
______精選版 日本国語大辞典 より
そもそも、”アイドル”という言葉に、歌手や俳優等を示す意味はありませんでした。(アメリカでは、日本で言う”アイドル”を表現する言葉としては、”ポップスター”という言葉の方が馴染みがあります)
”idol”すなわち”偶像”とは、”神仏”という人ならざる高貴なものにのみ、あたがわれてて然るべき言葉だったのです。
ところが、”神仏”で無いにも関わらず、人々から”崇拝される”ような”神様のような輝きを放つ人”が現れ、これを人は”アイドル”と呼ぶようになります。
しかし、そんな”神様のような輝きを放つ人達”ですら、数えきれないほど多く生まれてきたことで、いつしか特別だったはずの輝きが色あせてしまいました。
そして現在、”アイドル”は、(”偶像”という意味の名前を持つのに)”リアリティ(実体)”を持って、身近な場面(テレビ、雑誌、SNS etc...)で遭遇する存在になったのです。
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場するアイドル達は、現代の”日常の一部となった偶像”として存在し、”輝き”を求めてそれぞれの困難に立ち向かい、強く光ろうとします。
シャニマスというゲームでの”プロデューサー”の役割とは、そんな「輝きを求める少女達」と、一緒に喜び、悲しみ、成功と失敗を繰り返して、共に成長していく事です。
皆さんも、シャニマスのストーリーを通して、自分だけの身近で特別な、輝くアイドルを見つけてみてはいかがですか?
参考資料
・『アイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニマス)』 URL :
・Twitter 『アイドルマスター シャイニーカラーズ公式』 URL:
・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 URL :
・精選版 日本国語大辞典